今日は以前にお隣さんから依頼された椅子製作の時の話を書こうと思います。もう2年以上前になりますが記録としてもここに残しておきます。
まず椅子の前にダイニングテーブルを依頼されて作りました。
このダイニングテーブルは全て杉で出来ています。なので非常に軽くなっています。まずお隣さんの希望は軽いということでした。なので軽さでいくなら杉がベストだったので杉で作製しました。
ただ木材で軽いというのは密度が低く弱いという事なので天板にはウレタンニスを塗って強度と防水防汚にしました。杉は強度が低いので家具には向かないのですが軽さというメリットはあります。
そしてさらに椅子も欲しいということで、テーブル+5脚 !
当然、椅子も軽くてはなりません。そう杉です!ダイニングテーブルとセットにする為にも杉で作製しなければなりません。
非常に悩みました。人が座る椅子に強度のない杉を使うというのは万が一破損して怪我をさせてもいけません。←(脳内プロジェクトX)
椅子は椅子でも下にあるようなアウトドアで使う為のぼってりした椅子は作ったことはあります。
でも今回はダイニングテーブル用の軽い椅子です。
試行錯誤した結果座った体重が真下に掛かる構造にすることにしました。
まず杉の2✖︎4を32ミリ角に製材します。(35ミリ角だとなんか野暮ったくてやめました)
各パーツを5脚分どんどん切っていきます。
マーキングしてホゾとホゾ穴を切って下穴を開けてノミで掘っていきます。作業の中で一番大変なパートです。これを5脚分…。もうやりたくないですw
これは背もたれです。これも2✖︎4から削りました。
メインとなる椅子の背もたれだけは深めにする為に張り合わせました。
そして一気にワープします。
組み上がってしまいました。そしてオイルを塗る前と後です。
使用したオイルはこれです。
こちらがメインとなる椅子です。
これが手すりなしの2脚。
これは片方にだけ手すりをつけた。ベンチにもなりますよタイプです。
以上が杉の椅子でした。真下に体重がかかるというのはシンプルに脚が真っ直ぐ垂直につけた。ということでしたw
強度の心配はありましたが2年以上経った今も大丈夫のようです!軽さは抜群です!ビーチのプラ製の椅子ぐらい軽いです。なので掃除機をかけるときも楽だと喜んで頂いております。
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